藪の下道 野口 雨情 作詞
ここを通れば 雀のお宿 ここのこの道 近道じゃ
さァさ 急いで 通りなさい
雀のお宿にゃ 雀はお留守 ここのこの道 近道じゃ
さァさ 急いで 通りなさい
早く通らにゃ 雀が帰る ここのこの道 近道じゃ
さァさ 急いで 通りなさい
耕作百言
我國の詩は、言葉を純粋にすることが必要です。今までは
目から入った、読んで味はった詩が主として書かれてゐました
が、詩もこれからは耳からきくようにせねばならないと信じます。
讀む詩が多くてきく詩が少いといふことが一因として、この頃
その柔らぎをのぞむ民衆の欲求が、民謡隆盛時代を招来しま
した。