夕日は隠れて路は遥けし行く末如何にと思いぞ煩ふ
わが主よ今宵も共にいまして寂しきこの身を育み給へ
親しき友皆先立ち往きて小暗き憂世に独り残りぬ
命の夕影は薄くなりけり憩ひの宿りも近くやあるらん
御旨によりつつ眠らせ給へ常世のあしたに醒むる時まで