主よ御元に近づかん 登る道は十字架に

あり友など悲しむべき主よ御元に近づかん

 

流離ふまに日は暮れ石の上の仮寝の

夢にもなお天を望み主よ御元に近づかん

 

主の使いは御空に通ふ梯の上より

招きぬればいざ登りて主よ御元に近づかん

 

目覚めて後枕の石を立てて恵みを

いよよ切に称へつつぞ主よ御元に近づかん

 

うつしよをば離れて天翔ける日来たらば

いよよ近く御元に往き主のみ顔を仰ぎ見ん