12 俵はごろごろ 野口 雨情
俵は ごろごろ お蔵に どっさりこ
お米は ざっくりこで
チュ-チュ-鼠は にっこりこ
お星さま ぴっかりこ
夜のお空に ぴっかりこ
本居 長世 作曲
耕作百言
韻律上の変化や転調は、作者にとっては無意識の裏に生んだ自然の子
であらうが、かうした自然の所産は決して出鱈目の偶然ではない。
其処に労せずして流れ出る力が潜在して居ればこそ意識の手間を煩わす
ことなしに容易く転調することが出来るのである。