西条八十 作詞 古賀政男 作曲
誰が履かせた赤い靴よ
涙知らない乙女なのに
履いた夜から切なく芽生えた
恋のこころ
窓の月さえ嘆きを誘う
何故に燃えたつ赤い靴よ
君を想うて踊るタンゴ
旅は果てなく山越え野越え
踊る肩に
春はミモザの花も匂う
運命さだめかなしい赤い靴よ
道は二筋君は一人
飾り紐さえ涙でちぎれて
さらばさらば
遠い汽笛に散り行く花よ