山田耕作童謡100曲集

泣きぼくろ     西条 八十 作詞

 

あの子の ほくろは 泣きぼくろ

 とほりの 酒屋へ ゆくみちで

燕が三羽で 話してた

 今夜の 月の あをいこと

 

耕作百言

 言葉の精髄である詩が眞實に音楽と融合し得るものなら

その言葉の組成した他の藝術である劇と音楽との間にも

何らかの融合が行はれ得る筈である。