西条八十 作詞
思いかなわぬ夢ならば
何故に咲いたぞ乙女の胸に
あの日から人知れず咲いた花
ああ切なきは女の恋の曼珠沙華
君を見ぬ日の苦しさは
燃える心の沙漢の果に
誰を待ついじらしの紅の花
思いあきらめいく度か
摘んで捨てても又咲く花よ
君故に狂おしく泣きぬれて