48 風 北原 白秋 作詞
風は窓かけ 開けに来る
山の小鳥を 連れに来る
風はお窓に 置いてゆく
パンとポプラの 葉をひとつ
風はやさしい 母さんの
朝のお声を 持って来る
耕作百言
陸地の果が海に繋がるやうに、知識の極みの先には
神秘の世界がある。
神秘の世界を開いて、光明の彼岸に達せんとするには
たゞ感情の力によるのみ。