西条八十 作詞 古賀政男 作曲
ひとり都のたそがれに思い哀しく笛を吹く
ああ細くはかなき竹笛なれど
こめし願いを君知るや
そぞろ歩きの戯れに書いて分ちし思い出よ
ああ花の笑顔もやさしく浮かび
われを泣かせる歌のふし
雲は流れて返れども鳥は塒に急げども
誰にあかさん唇燃ゆる
こよい男の純情を
花の都はたそがれて窓にさみしき旅の星
想いせまりて吹き吹く調べ
風よ伝えよかの君に