文部省唱歌


鹿も四つ足 馬も四つ足

 鹿の越えゆくこの坂路

  馬の越せない道理はないと

   大將義經眞先に



つづく勇士も一騎當千

 鵯越に着いて見れば

 平家の陣家は眞下に見えて

   戰今や眞最中

 

油斷大敵 裏の山より

 三千餘騎のさか落しに

 平家の一門驚きあわて

  屋島をさして落ちてゆく