文部省 編

 さみだれの 晴れ間嬉しく

   野に立てば 野は輝きて   

   白雲を 通す日影に

     はや夏の 暑さをおぼゆ

 

 

           ゆく水は 少し濁れど

              せせらぎの 音も優りて

            喜びを 詠うがごとく

                            われを 迎うるごとし

 

  田園のつづく限りは                                                                           

        植え渡す早苗の緑

  山遠く 心はるばる  

      天地の おおいなるか

 

            ふと見れば 道のほとりに

              つつましき 姿を見せて

             濃き瑠璃の 色あざやかに

                  咲くものは 露草の花                                               

                      

文部省唱歌にはメロディは別のもので載っています 

  昭和5〜8年生まれの方々が習っているかもしれません