チラチラ小雪 三木 露風 作詞
チラチラ小雪 ふるのは小雪
小犬の
こほって固い ふれふれ小雪
はばたく鳥の 羽にもふるよ
とべとべ小鳥 ふれふれ雪よ
耕作百言
眞の教育とは、教へられるものと、教へるものとが
一つの心になって、合奏しあふことである。
教師は自らの息を弟子のうちに吹き込み、そしてその
吹き込まれた息によって弟子の内部にある未醒の生命が
喚び起され、はじめて正しい呼吸をしはじめるやうに誘
い導いてやればそれでいいのである。
若し、かりに教師が彼自身の姿を生徒の上に刻み出さうと
するならば、それは極めて危険なことであり、無謀な企圖
であり、全く自然を無視し、神を瀆すことになる。