佐藤惣之助 作詞 古賀政男 作曲

花の都に身をすねて 若き命を散らすやら

夜の巷を流れ行く 君がパイプのああ薄煙り

 

街のホールで見る月は 弱い娘の泣く涙

夢の光も寂しげに 何故か今宵もああ更けて行く

 

露の月草やるせなく 夜毎やつるるこの胸に

待てど暮らせどかの君は 今日も帰らぬああ雨の音

 

乙女心のくれないに 燃えて果敢なき小夜嵐

愛の小窓を開きつつ 熱い涙でああ君を待つ